満月と頭痛やイライラ(喧嘩にご注意!)

満月の頃になると、頭痛が生じる、ということはないでしょうか。
満月のたびに頭痛に襲われたりイライラしたり、恋人や夫と喧嘩が増える、というのは、決して思い込みや偶然ばかりとは言えません。
なぜなら、満月の頃というのは引力によって体がストレスを受け、緊張状態になりやすくなるからです。
満月の夜、地球をはさんで太陽と月が向かい合う。地球と地球上の物体に最も大きな引力が及ぼされるときである。このため海水も引力を受け、海辺は一日に二回、激しい満潮と干潮を繰り返す。
この引力を受けると、生物のからだにはこれに対抗するためのエネルギーが充満してきて、交感神経が緊張してくる。
これは低気圧による頭痛を考えてみれば分かりやすいかもしれません。
気圧の変化によって体調が悪化したり、体調の悪化に起因した精神的な不安定状態も、同じように外部環境の変化に体が反応して生じる症状の一環です(そのため月というと女性のイメージもあるかもしれませんが、女性だけでなく男性も敏感な方は影響を受けます)。

満月の夜は、普段よりも体に負担がかかっているので、頭痛やイライラ以外にも、弱っている部分が悪化しやすい傾向にあります。
満月をなくすということはできませんが、月のリズムや気圧の変化が体や心に影響を与えると分かれば、その日はあまり無理しないようにしたり、恋人や夫とは喧嘩になりそうな話題を避けたり、リラックスを心がけるなど準備ができるようになります。
暴飲暴食を避け、ヨガや半身浴、ツボ指圧、電化製品をみんな消して早めに眠るなど、体がゆっくりできる環境を整えましょう。
また、満月や気圧の変化で頭痛などが生じるようになったら、それは自律神経が不安定になっている「サイン」でもあるので、大きな不調になる前に日々の習慣を見直すようにしましょう。