風の強い夜の動悸をともなった不安感
夜、台風の接近や春の嵐などによって外で強風が吹くと、ざわざわとした動悸のような胸騒ぎや不安感が生じることはないでしょうか。
低気圧で頭痛や古傷が痛んだりする「気象病」と同じように、雨や風の強い日も、気圧によって自律神経が影響を受け、体や心に様々な症状が生じることがあります。
そして、その一つにあるのが「不安感」です。
気圧の変化や低気圧によってストレスを感じると、体は無意識のうちに緊張して神経過敏になります。
そのため、強風の吹く夜は、ただでさえ様々な音が響く上に、気圧で神経過敏になって余計に風や、風に叩かれた窓の音に反応して動悸や不安にさいなまれる、ということに。
不安感のツボ「神門」

このような強風の夜に襲われる不安感の対処法として、この記事では、「神門(しんもん)」と呼ばれる、神経を落ち着けてくれる手首のツボをおすすめしたいと思います。
神門は、手首の小指側にあり、精神面を落ち着かせる効果があるツボとして有名です。
このツボは「心」とつながっています。東洋医学では、「心」は血液を全身に送り出すだけでなく、精神面をコントロールする中心的な役割を担っているとされます。
低気圧で緊張していると、体がこわばって血行も悪くなり、冷えていることも多いので、足湯をしたり、毛布や布団に入って体を温めるのも効果的。
布団にもぐり、ゆっくりと深呼吸をしながら、このツボを指先で少し痛いくらいに刺激しましょう。
次第に心が落ち着き、安眠にもつながっていきます。
強風のときだけでなく、普段から、何かカッとなったりパニックになりそうなときにも効果的なので、心が不安定なときは「神門」のツボを試してみて下さい。
以上、風の強い夜の不安感を和らげる対処法でした。