冷え性で眠れない夜
だんだんと秋から冬に移り変わってゆく季節。街でみんながコートを羽織ってマフラーに首をうずめて歩き、夜の空気もすっかり冷たくなりました。
冬になると辛いのが冷え性です。特に手や足先など心臓から遠くなるほど冷える末端冷え性によって、眠れない夜が続くこともあるのではないでしょうか。
休息の基本でもある睡眠不足はもちろんですが、そもそも「冷え」はあらゆる体調不良の原因とも言われ、「がん細胞は低体温のときにもっとも増殖しやすい」という特徴もあります。
冷え性と睡眠不足は、ともに将来に渡って健康を脅かす温床になるのです(逆を言えばまず改善したいのがこの二つと言えるでしょう)。
そこで、この《冷え性》と《眠れない夜》を一緒に解消する対処法として、おすすめの方法を紹介したいと思います。

冷え性で眠れない夜におすすめの対処法、‘足湯と靴下のダブルで保温’

冬になるといっそう悪化し、ときに眠れないほどに辛い冷え性。
その対処法としておすすめしたいのが、足湯です。足湯と聞くと、少し古臭いようなイメージを持たれるかもしれませんが、実践してみるとその驚くべき効果が実感できるでしょう。
それでは、具体的な足湯の方法を紹介します。
まず、お湯の温度は普段よりもちょっと熱め、そうですね、だいたい「45度前後」に設定しましょう(僕は47度にしています)。「熱いけど気持ちいい」くらいがちょうどよい温度です。
浸かっている時間は、じんわりと温かくなる「10分」くらいを目安に浸かりましょう。
足湯をしている途中で温度が下がらないように熱いお湯で差し湯をするのがポイントなので忘れないようにして下さい。
足湯を終えたら、次に冷えないようにすぐにタオルで拭き、靴下を履きます。靴下は、なるべくストレスの少ない「綿」や「ウール」など天然素材のものを選ぶとよいでしょう。
足湯で血行がよくなって温かくなったあとに靴下を履くことで、足先の保温効果もぐんと高まります。末端の冷え性が解消されることで全身の血の巡りも改善され、眠れない、眠りが浅い、といった症状も緩和します。
こうして徐々にでも睡眠がとれるようになれば、心身も休息でき、好循環にはいっていきます。
しっかりと冷え性対策をして睡眠の質を高める、というのは健康のもっとも欠かせない根っこなので、よかったら試してみて下さい。
以上、冬の冷え性で眠れない夜におすすめの《足湯》と《靴下》を活用した対処法でした。